なぜ塗り替えが必要か
お家の外壁が色あせてくると、塗装業者が「塗り替えませんか?」と営業してくるようになった…。
そんな経験がありませんか?
そもそも、塗り替えって本当に必要なのでしょうか?
ほとんどの家は基本的に塗り替えが必要
日本の住宅はモルタル系、窯業サイディング、ALC、羽目板、タイルなど様々な外壁材が使用されています。
この中でタイルは塗り替えの必要がありません。
それ以外の外壁材は表面の塗膜が劣化すると防水機能が弱まり、外壁材そのものが傷んでゆきます。
その結果、大切なお家の寿命を縮めてしまいますので、定期的に塗装する必要があるのです。
そして、もっと大切なのは破風板や軒天など、木材の状態です。こうした木部は劣化するとボロボロになってしまいますので定期的な塗装が欠かせません。
※定期的なメンテナンスは、建物の美観のためだけでなく、建物の資産価値を保つためにも重要です。
塗り替えのタイミングは?
外壁材の種類や性能、立地条件などに左右されるため、一概には言えませんが、私の経験では10年~15年に一度は塗り替えた方が良いと思います。その際、
- 木部の劣化、塗料のはがれがあるか
- サイディング壁の目地にあるコーキングにひび割れなどの劣化がないか
というのをチェックしてみてください。こうした劣化が見られる場合、放っておくと建物自体が傷みますので、早めの工事をお勧めします。
塗り替えの費用
外壁塗装の価格は業者によって大きな違いがあります。
その理由として次のことが考えられます。
1.工務店 or 塗装専門店
一般的に工務店は、塗装職人を直接雇用しておらず、下請けとして塗装専門店に工事を依頼します。
その場合、当然紹介料を取りますから、直接塗装専門店にお願いするよりも値段が高くなります。
2.高い塗料 or 安い塗料
塗料にはアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素樹脂塗料など安いものから高いものまであります。
一般的に高い塗料は耐久性が良く、汚れも付きにくくなっていますが、どの塗料を使うかによって価格に違いが生じます。
3.大手塗装会社 or 地元密着型の塗装専門店
全国展開しているような大手の塗装会社は、次々と工事を受注して数多くの現場をこなします。そのため、驚くほど安い値段を実現させます。しかし、業者の入れ替わりも激しいため、「顔なじみの塗装屋さん」、「困った時には小さな仕事でもすぐに対応してくれる」といった関係にはなりにくいといえます。それに対して地元密着型の塗装店はそこまで安くはありませんが、細かいことでもアフターケアをしてくれること、顔なじみになるので相談しやすいといったメリットがあります。アッシュはそのような塗装店を目指しています。
※地元密着型の塗装店は地元での評判が命ですから、「安かろう悪かろう」という工事をしないのです!
以上の要素があることを踏まえて、塗り替えの費用の大まかな目安ですが、
建坪30坪クラスの家では外壁塗装が50万円前後、屋根も含めると70万円前後
が基本料金の相場だと思います。